来歴は雰囲気として示されがちです。風景写真、触感のクローズアップ、古い手仕事を語る一文。しかし、それらはものがどこから来て、どうつくられたかを証明しません。
ALPORA は来歴を商品記録として扱うことを発売基準にします。起源、素材、製作を事実として公開する前に、5つの問いに答えることを目指します。
1. 素材は正確に何か
有用な記録は繊維構成、必要な等級や混合、確認に用いた根拠を示します。「天然」だけでは広すぎて、意味ある説明になりません。
2. 変化はどこで起きたか
原料、紡績、染色、織り、組立、仕上げは別の場所で行われる場合があります。一つの地名で複雑な連なりを隠してはいけません。
3. 誰が仕事に責任を持ったか
デザイナー、工房、適切な場合の個人のつくり手、素材供給者、生産パートナーを区別します。クレジットは広告の都合ではなく、同意と合意に基づきます。
4. どの技法が重要で、なぜか
技法は構造、性能、文化的文脈を説明するために使います。実際の工程が不明なまま、装飾的な形容詞として使いません。
5. 何が未確認か
透明な空白は、つくられた完全さより信頼できます。確認中の事項は意図として記すか、証拠ができるまで公開しません。
ALPORA の現在の商品はコンセプトです。素材と製作の記述は方向性であり、最終仕様ではありません。サンプリングと生産検証に応じて変わります。